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犬と仲良くなるコツは犬の気持ちを知ることです

犬と仲良くなるコツは犬の気持ちを知ることです

一緒にお散歩したり、抱っこしたり、膝の上で寝てくれたりと、色々なシーンを想像すると、胸がキューンと…犬を飼い始めたら、早く犬と仲良くなりたいと願いますよね。

ですが、犬と思ったように仲良くなれなかったり、微妙な距離を感じて寂しくなってしまうこともあります。そこで犬と仲良くなりたいと願っている人に『仲良くなれるコツ』をお伝えいたします。

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犬の気持ちを知ることが一番大切です

犬と仲良くなるコツは、犬と同じ目線に降りることです

犬と仲良くなろうと思ったとき、一番大切なのは『犬の気持ちを知ること』です。 犬が何を考え、何を望んでいるのかを知ることが出来れば自然と犬と仲良くなることができます。

しっかりと犬の立場を考え、犬の気持ちを知ろうとすれば、意思疎通は可能になります。犬の気持ちが分からない一番の原因は、どうせ犬だからとあくまでも下の存在として扱ってしまっているからなのです。

犬と同じ目線に降りてみれば、犬との新しい接し方がきっと見つかるはずです。

【ゴハンを与えながら仲良くなる】

ゴハンのお世話をしていて、ゴハンを食べてくれないと悩んでしまうことがあります。 その際フードが入ったお皿を犬の前に置くだけで、犬の表情やしぐさを全く見ていない飼い主さんも少なからずいます。

犬がただのワガママでゴハンを食べないのか、お腹が痛くて食べられないのか、寂しくて飼い主さんにかまってもらいたいのが先に立ちゴハンなどどうでもいいと思っているのか…しっかりと見極めることが大切です。

もしも寂しそうにしているのなら、フードを一粒ずつ犬の目の前に差し出し、手から与えてみてください。 飼い主さんが差し出す食べ物を一粒ずつ口にし、美味しいと思うことで、ゴハンを食べてくれる場合もあります。

また飼い主さんの手からは美味しいものが出る、飼い主さんの手から出たものを食べると元気になれる、飼い主さんの手は素晴らしいモノ、そんな素晴らしい飼い主さんの手を絶対に噛んではダメだと考え、噛み癖が治った犬もいます。

ただ犬の様子を見ているだけでは、犬の心は絶対に分かりません。 膝をつき、しっかりと犬の瞳を見て、何を考え何を望んでいるのかをじっくり考えてみてください。 犬のことだけを考える時間を作ってみると、犬との関係も良好になるかも知れません。

尻尾や耳の動きをよく見る

犬も生き物です。自分の意思を持ち、自分の考えの元に行動しているのだと知れば、小さなしぐさ一つで気持ちを知ることが可能になります。犬は言葉を話しませんが、尻尾や耳の動きをよく観察することで気持ちを知ることができます。

≪耳≫

  • ピーンと立てる → 【注目している】 何かに注意を払い、音をしっかりと聞こうとしている
  • 後ろにつくように倒す → 【甘え】 笑顔を見せて喜んでいる場合は、甘えていたり遊びの要求をしています 。 → 【恐怖】 辛そうな顔をしている・小さく唸っている場合は怯えています。何か恐いモノが傍にないか気をつけてください。
  • 前に傾ける → 【怒り・威嚇】 歯を剥きだしたり、唸ったりしている場合は怒りや威嚇を現しています。注意が必要です。

≪尻尾≫

  • ゆっくり左右に振る →【安心・喜び・信頼】飼い主様などに対して好きだという気持ちを表現しています。
  • 激しく振る → 【最大級の喜び】 とても喜んでいます。たっぷりと可愛がってあげてください。
  • 股に巻き込む・下げる → 【不安・怯え】 恐怖を感じています。その場から立ち去るなど犬を守ってあげてください。

これらのように、犬は尻尾や耳の動きで様々な気持ちを伝えています。 飼い主様に大好きだと伝えて、遊んで欲しい、甘えさせて欲しいと合図を出しているのです。

愛犬を抱っこしてあげたり、頭を優しく撫でてあげることで信頼関係は強くなり、もっと仲良くなることが出来ます。 また、その意味をしっかりと把握してれば、犬が怒っている際も直ぐに知ることができます。

犬が急に噛みついてきた、という話をたまに聞きますが、犬は予めシグナルを出し、これ以上近づくと噛むぞと警告しているのです。 それを事前に知ることができれば対処することも可能になるので、しっかりと愛犬の出す合図を受け止めてあげてください。

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保護犬と仲良くなる方法

保護犬の特徴をよく知り、ベストな付き合い方をしましょう

〈保護犬〉とは様々な事情により飼い主に捨てられ、保健所やボランティア団体によって保護された犬のことです。 ペットショップやブリーダーからではなく、保護犬の里親になる方も近年増えています。

当然のことですが、保護犬は一度何らかの理由で飼い主が手放した犬です。 少なからず心に傷を持っている犬も多いので、最期まで責任をもって飼育することはもちろんですが、今度こそ絶対に幸せにするのだという覚悟が必要になります。

家に連れて来た日は、あまりかまったりせずに、ケージやキャリーの中でゆっくりと過ごさせてあげてください。 無理やり引っ張り出してベタベタ触るのは絶対にしないでください。 犬が自らの意思で人間に近づいてくるまで、ご飯やトイレのお世話のみをして、ある程度の距離を保ってあげることが大切です

前の飼い主に虐待を受けていた犬は、手の微妙な動きでも恐怖を感じ、唸ったり噛んでしまったりする場合もあります。 また成犬になっていても、何一つしつけが入っていない場合はトイレさえうまく出来ないこともあります。

しかし、それはその犬が悪いのではなく、以前の飼い主に問題があったのだと知ってください。 新しく飼い主になったのだから、愛情を持ち一からしつけをする覚悟が必要です。

また里親になって数ヶ月も経っているのに懐いてくれない、と悩まれる方もいますが、犬は一度裏切られた経験から『また捨てられるのではないか』と思い、心を開けない場合もあります。

しかし、しっかりと愛情を持って接していれば、絶対に犬は心を開いてくれます。

筆者も実際に保護犬を家族に迎えましたが、目を合わせてくれるまで半年かかりました。 寂しいと感じながら生活していたある日、まっすぐな瞳で見詰め返し、お腹を見せてくれるようになりました。 その瞬間、本当の意味で飼い主になれたのだと感じ、うれし涙を流しました。

時間がかかるかも知れませんが、飼い主だと認めてくれた瞬間の喜びは、何ものにも代えがたいです。 保護犬と仲良くなるコツは、飼い主の感情を押し付けず、犬が心を開いてくれるまで優しく見守ることです。

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お散歩仲間の犬と仲良くなる方法

飼い主同士・犬同士仲良くなるのがベスト

毎日お散歩をしていると、同じように散歩している人と挨拶するようになることがありますよね。

人間同様、犬も同じく犬同士挨拶を交わしています。 その際、犬が喧嘩してしまわないように、犬の尻尾や耳の動きに注意し、しっかりと行動を把握しましょう。

仲良く挨拶できる犬もいれば、最初から相性が悪く喧嘩していまう犬もいます。 そのような場合は無理に近づけたりせずに、飼い主同士軽く挨拶をして遠ざけるようにしましょう。大切なのは相手に怪我をさせない、愛犬に怪我をさせないということです。

相性がいい犬がいれば、一緒に遊ばせてあげることも大切です。 またその際、飼い主さん同士も仲良くなれれば、近所で評判のいい動物病院の情報交換や、フードやオモチャについてなど様々な知識を得ることができます。 特に同犬種なら、犬種によりかかりやすい病気等などの詳細な情報交換がしやすくなります。

近所に同犬種がいない場合は、オフ会などに参加してみるものいいかも知れません。 最近はSNS等の普及により、同犬種のオフ会が各地で開催されています。 同犬種の飼い主同士なら、犬の好きなポイントも似ることがよくあるので、会話も弾みます。 同犬種なら体格も同じなので、ドッグラン等で一緒に遊ばせても安心できるのが一番いい点だと思います。

犬の行動やしぐさの意味を把握して、犬の愛情を感じてください

犬の行動の意味を知れば、犬の本当の気持ちを感じることができます。 犬の喜び、悲しみ、怒り、愛情。それらを全て受け止め、犬を愛してあげることができるのなら、きっと仲良しになれます。 自分と愛犬にあったベストな付き合い方をみつけて、素敵なワンコライフをお送りください。

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