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犬の多頭飼育を上手にする方法

犬の多頭飼育を上手にする方法

犬を飼っていると、もう1頭飼いたいな!と思うことってありますよね。実際に多頭飼育をされている方も少なくはありません。

ここでは多頭飼育の楽しさと、犬同士の喧嘩やストレスなどの悩みについてお伝えします。

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多頭飼育は大変だけど幸せも倍増!

多頭飼育とすると、食事やトイレのお世話などが増えますし、医療費等も頭数分必要となってしまいますので、飼育頭数を増やすには覚悟が必要となります。しかし、他の犬と仲良くなったり、時には喧嘩をしていまいますが、犬同士が一緒に遊んでいる姿を見るのは本当に微笑ましく、見ているだけで幸せな気持ちになります。

同犬種を飼ったとしても元気で明るい仔、ちょっとワガママで女王様気質の仔、臆病で寂しがりの仔など、性格は本当にイロイロ。色々な性格の仔と暮らしていると、どの仔もが喜んでくれる遊びや、あやし方を見つけることが出来ます。それを見つけることが出来たときは、多頭飼育しているからこその喜びと達成感を得ることができます。

また、1頭と遊んでいると他の仔が遊んでくれとお願いしてくるのも、飼い主としては喜びを感じる瞬間であったりします。多頭飼育を始めると、1頭飼いだけでは味わうことができない、充実じた時間を過ごすことが出来きます。

犬の多頭飼育はそれぞれの相性が大切

喧嘩をする場合は個別ケージが必要

犬の多頭飼育をする際、最も心配なのが犬同士の相性です。

相性がバッチリで血の繋がりなど全くないにも関わらず、まるで親子か兄弟のように仲良くする場合もありますが、逆に血の繋がりがあるにも関わらず全然仲良くできないこともあります。

家に迎えた日は余り接触させず、段々と距離を縮めて、最終的には同じエリアで生活させるというのが多頭飼育の基本ではありますが、全てが上手くいくとは限りません。

相性がとても悪く、顔を見るだけで喧嘩をするような関係になってしまった場合は、互いにストレスがかかってしまいます。喧嘩が始まったとしても、飼い主さんの号令で喧嘩をやめる場合はまだいいですが、やめない場合は対策が必要となります。

まず一番簡単にできるのが、個別のケージを用意することです。

個別ケージの利点は以下3点です。

  • ゴハンの際邪魔をされずに自分のペースで食事ができる。
  • 疲れた際や就寝する際も安心できる。
  • お留守番の間も喧嘩を防止できる。

犬は群れで暮らすことに安心を覚える生き物ですが、1頭1頭本当に安心して、リラックスできるスペースも必要となります。周りを気にする犬なら、ケージに毛布や布をかけてあげることでさらに安心を得ることができます。

部屋のスペースの問題で個別ケージを何個も設置することが出来ない場合は、折りたたみ式のサークルを用意しておいて、喧嘩を始めそうな雰囲気の時にサークルを使用する方法をおススメします。

それでもダメな場合は別室へ

同居犬と相性が悪いことにより、ストレスがかかりすぎて体調を崩してしまう犬もします。同じ部屋で飼育することがどうしてもダメだと判断した場合は、犬の生活スペースを分けると犬同士のストレスを軽減することができます。

もちろん部屋を分けるのは簡単なことではないかも知れませんが、就寝時だけでもいいのでリビングと寝室、寝室と子供部屋、といった風に相手の姿が見えないようにしてあげましょう。

犬はストレスを抱えすぎると、嘔吐や下痢を繰り返したり、身体の一部(足先等)を舐め続けたりする場合があります。愛犬がストレスを感じているというサインを見つけたら、しっかりと対応してあげてください。

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先住犬の気持ちを大切に

順番は先住犬から

犬をすでに飼っていて2番目の犬を飼う際に、一番気をつけなければならないのが、先住犬の存在です。先住犬は飼い主さんの愛情をたっぷりと受け、幸せに暮らしているのに、新しい犬が家族に加わることにより、先住犬は少なからず不安を抱くことになります。

先住犬の気持ちを落ち着かさせる為にも、先住犬の地位を守ってあげる為にも、守らなければならないルールがあります。

それは、何をする際も順番は先住犬が一番最初ということです。ご飯の配膳も、お散歩の服を着せる際も、飼い主さんが抱っこしてあげる際も、基本的には先住犬を一番最初にしてあげてください。

先住犬を一番最初にすることにより、飼い主さんが最初に選んだのだらか、あの犬(先住犬)がリーダーなのだと、同居犬は思うのです。先住犬を優先すれば比較的簡単に順位付けでき、無駄な喧嘩や争いごとが少なくなります。

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たまには一人っ子の時間も必要です

飼い主さんの愛情を独占できる時間をプレゼント

先住犬は同居犬が来るまで、飼い主さんの愛情を独占していました。お散歩時も、遊びの時間も就寝時間も、常に飼い主さんは自分だけを愛してくれていると思っていたでしょう。

しかし同居犬の存在により、飼い主さんの愛情を独占出来る時間は無くなってしまいました。仮に同居犬との相性がとてもよく、2頭が良好な関係にあったとしても、時折飼い主さんを独り占めしたいと考えているかも知れません。

多頭飼育されている方の中には、1頭のみでお散歩する日を作っている方もいらっしゃいます。飼い主さんと自分のみで行くお散歩は、とても楽しい時間になるに違いありません。普段は少し寂しくてストレスを感じている犬でも、幸せなひと時を過ごすことによりストレス発散ができます。

もちろん、飼い主さんの愛情を独り占めできる『一人っ子タイム』は先住犬だけではなく、同居犬全てに与えてあげてください。どの犬も飼い主さんが大好きなので、絶対に喜んでくれる素敵な時間になるはずです。

それぞれの性格に合わせてストレス発散を

多頭飼育は1頭飼育に比べて、喧嘩対策やストレスの軽減対策など考えなければならず、大変なことも増えるかも知れません。皆性格も違いますので、それぞれに合わせた接し方を見つけて、しっかりとストレス発散をしてあげることが何よりも大切です。

多頭飼育は大変そうに思われるかもしれませんが、楽しさや嬉しさも頭数に応じて増していきます。1頭飼いでは絶対に味わうことのできない、2頭目、3頭目のそれぞれの可愛さ、多頭で遊ぶ犬の楽しそうな表情を見る喜びをぜひ知ってみてください。

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