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愛犬を失って辛い!ペットロスを克服する方法とは?

愛犬を失って辛い!ペットロスを克服する方法とは?

愛犬とのお別れは悲しいものですが、いつかは必ず訪れるものです。ただその中であまりに悲しみが深く、なにをすることもできなくなる、いわゆるペットロスと呼ばれる症状が話題になっています。ここでは、現在ペットロスに陥っている方や、ペットロスになってしまうのではないかと不安になっている飼い主さんへ、ペットロスを克服する方法について、詳しく解説していきます。

ペットロスとはどのようなものか?

まず、ペットロスというのは、どのようなものであるのか、確認していきましょう。

ペットロスの特徴

ペットロスというのは、愛犬を失ってしまうことで深い悲しみの状態に陥ってしまい、日常生活に支障が出てしまう状態のことをいいます。特に、日ごろからペットのそばにいることが多い、子育ての終わったシニア世代や、一人暮らしの女性などに症状が現れやすいとされています。これらの方は、ペットを自分の子供や家族のように接してしまうことから、失った際にその反動で深い悲しみに陥ってしまいます。

うつのような症状に近い

ペットロスの症状としては、主に次のような事例が考えられます。

  • 突然泣いてしまう
  • 眠ることができなくなる
  • 極端な体重の増加や減少
  • 過食や食欲不振
  • 吐き気、嘔吐
  • 頭痛、発熱
  • 倦怠感
  • 無気力

症状としては、うつ病のような症状が引き起こされることが多いです。 ペットを飼っていると、ペットに対して愛情を注ぐだけでなく、ペットからも多くの愛情を受け、癒されます。それを失ってしまうことで、このような症状が引き起こされます。また、ペットロスから、うつ病を発症してしまう方も存在しているようです。

ペットロスは正常な反応

ペットロスになっている人に対して、きつい言葉を投げかける人も存在します。しかし、ペットロスというのは誰にでも起こりうるものなのです。

家族を失うのと同じ

ペットとは、毎日の生活を共に過ごしていきます。例えば犬であれば、個体差はあるものの、短くて7年から、長寿の固体で20年近くの間一緒に過ごすことになります。人間よりもはるかに短命とはいえますが、それでも自分自身の人生のおよそ、10分の1から5分の1もの間共に暮らすことになります。そんなペットを失うということは、両親や兄弟、そして子供などの家族を失ってしまうことに匹敵するといえるでしょう。

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恥ずかしいことではない

大切な家族を失って悲しんでしまうことは、おかしなことではありません。また、ペットを失った喪失感から脱却するためにも、悲しみというプロセスは非常に重要なものです。ですので、ペットロスは決して恥ずかしいものではありません。しかし、日常生活に支障をきたしてしまうと、飼い主さんの体にもよくない影響を及ぼす恐れがあります。そうなってしまっては、亡くなったペットも悲しんでしまうことでしょう。

ペットロス発症から克服までのステップ

ペットロスの発症から克服までにはいくつかのステップを経ていくことが多いです。ここでは、それぞれのステップについて確認していきましょう。

死に対する拒絶

まず最初にペットロスが始まったときには、拒絶からスタートします。大切なペットがなくなってしまった、二度と会うことができなくなってしまったときに、その事実を受け入れることができなくなります。

神様などに対する依存

ペットを失ったことは理解したものの、その事実に対して目を背けてしまい、現実逃避をしてしまいます。失ったペットを返してほしいなどと藁にもすがる思いで神様に祈ってしまう…そんな状態がここにあたります。

自分に対する怒り

それを超えると怒りを感じる段階になります。ペットを失ったことに対する怒りです。ペットロスに陥ってしまう方の多くは、「あの時こうしておけばよかったんじゃないか?」など、自分自身に対して後悔と自責の念を抱いてしまうことが多いです。

死に対する受け入れ

怒りの状態を経過すると、ペットとの別れを徐々に受け止められるようになります。ただこれは悲しみが消えてしまうということではありません。むしろ悲しみが深くなるケースもあります。

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良い思い出として整理する

悲しみはそのままですが、これまでの生活などを思い出にして立ち直ることができる状態です。この段階まで来れれば、ようやくペットロスを克服したといえるでしょう。

悲しみの対処方法は?

最終的にペットロスを克服するためには、先にご紹介したステップを踏んでいくことが基本となります。そのステップを経るのをサポートしてくれる方法について、詳しく解説していきます。

運動をする

ペットを失って何もすることができないほどつらい状態だとは思いますが、あえて可能なかぎり体を動かすようにしましょう。運動をしている間は、悲しみを忘れることができるという方も少なくありません。

思い出の整理をする

日記を書いたり、昔のペットとの写真を整理してみましょう。これまでの生活を振り返ることで、徐々にペットを失ったことを受け入れるための準備ができるようになります。

同じ経験のある人に話をする

ペットを飼っていた方であれば、多かれ少なかれペットロスを経験している可能性が高いです。かつてペットロスになってしまった方に相談をすると悲しみの共有ができます。誰かに思いのたけをぶつけると、思った以上にこれまでの悲しい気持ちが楽になることが多いようです。

ペットロスと向き合っていこう

愛犬を失ってしまうことによって引き起こされるペットロスは、誰にでも起こりうることです。非常に悲しいことではありますが、いつまでも悲しんでいると愛犬も旅立つことができなくなってしまいます。急ぐ必要はありません。少しずつでいいので、ペットとのお別れに対して、受け止めるようにするのが克服の第一歩です。

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