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猫を初めて飼うときに知っておきたい!不安や困ったことへの対処法

猫を初めて飼うときに知っておきたい!不安や困ったことへの対処法

「これから猫を飼おうと思っているけど、どんなことに注意したらよいの?」初めて猫を飼うのであれば、あらかじめ猫の性質を知っておく必要があります。猫の性質を知っておくことで事前に準備ができ、問題への対処をスムーズに行うことが可能です。 猫の性質を知り、楽しく猫を飼いましょう!

飼ってみてわかった!猫との生活で困ったことTOP5

猫を飼うことはとても楽しく、生活に豊かな時間を与えてくれますが、同時に不安なことや困ったことも増えてしまいます。ここではあらかじめ起きる可能性がある問題点を把握することで、「こんなはずじゃなかったのに!」といった事態にならないですむようにしましょう。

TOP5は爪とぎ、マーキング、鳴き声、抜け毛、おみやげ

猫を飼育する方が頭を抱える、困ったことTOP5は、

  1. 爪とぎ

  2. マーキング

  3. 鳴き声

  4. 抜け毛

  5. おみやげ

です。

1つ目は【爪とぎ】です。猫は爪が伸びるとそこかしこで爪をといで短くする習性があります。買ったばかりの家の柱や壁を爪のとぎ跡だらけにされて悲鳴をあげる飼い主さんが後を絶たず、かなりのストレスになっているようです。

2つ目の【マーキング】とは、家の中のいたるところにおしっこをすることです。特になわばり意識の高いオス猫に見られる行動で、オス猫はマーキングをすることで自分のテリトリーを示します。マーキングで出されるおしっこはかなり臭いますので、掃除に頭を悩ます飼い主さんが多いです。

3つ目の【鳴き声】は特にさかりの時期になると顕著です。発情期の鳴き声は通常の鳴き声と異なりかなり大きな声で、朝晩問わず鳴くことがあります。

4つ目の【抜け毛】は猫の種類にもよりますが、基本的に季節を問わず猫の毛はよく抜けるため負担になるケースが多いです。カーペットやソファなど、材質によっては掃除しづらく気にする方も多いようです。

5つ目の【おみやげ】とは、猫が捕まえた獲物のことです。猫は外で捕まえてきたネズミやスズメなどを持ち帰ってくることがあるのです。猫からすれば「戦利品」なのですが、人間からすればただの動物の死体なので驚いてしまいます。

このように様々な問題がありますが、大事なのはこういう問題があるということをあらかじめ知っておくことです。上で挙げた5つの問題点も、人によっては「全然平気」という方もいるでしょう。つまり自分にとって我慢できそうなことなのかどうかを、事前に判断しておくことが大事なのです。

病気と寿命

猫という生き物と関わるのであれば、「病気」と「寿命」という点についても事前に考えておく必要があります。猫は、猫風邪と呼ばれる猫ウイルス性鼻気管炎や、猫クラミジア症といった各種感染症にかかる可能性があります。それらの病気で命を落とすケースもあるので、かかりつけの病院を探しておきましょう。

また、猫の寿命という点にもゆくゆくは向き合わなければいけません。現在、家で飼われる猫の平均寿命は約15年と言われています。長く生活をともにした猫を失うことは、飼い主にとって大きな悲しみとなります。猫との別れについてもあらかじめ覚悟をしておく必要があるでしょう。

●併せて読んでほしい記事①:猫が病院を嫌がるのは当たり前!ストレスの軽減法と病院の探し方

●併せて読んでほしい記事②:愛するペットの死と向き合うとき、心に留めておきたい5つのこと

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これで安心!猫の飼育問題を解決する方法

ここでは、猫を飼育する際によく挙げられる問題点の、

  1. 爪とぎ
  2. マーキング
  3. 鳴き声
  4. 抜け毛
  5. おみやげ

について、どのような解決方法があるかをお伝えします。 いずれの問題も猫にとってみればごく自然の生理現象なので、無理やり解決することはよくありません。工夫してうまく妥協できるような解決策が望ましいでしょう。

小まめな対応を行い、飼い方を変えてみる

【爪とぎ】

爪とぎについては、まず猫の爪を小まめに切ってあげるのがよいでしょう。ただし猫の爪には神経が通っていますので、あまり深く切ってはいけません。爪先の方だけを少し切ってあげるだけで、十分に爪とぎと同じ効果が得られます。

【マーキング、鳴き声】

マーキングや鳴き声については、去勢・避妊手術によって解決されるケースがほとんどです。もちろん手術の本来の目的は予期せぬ妊娠を防ぐことですが、マーキングや鳴き声に対してのメリットもあるということを理解しておきましょう。

【抜け毛】

抜け毛を減らすには小まめなブラッシングがおすすめです。毛の長い品種は毎日1~2回、毛の短い品種であれば、週に2~3回のブラッシングで良いでしょう。その他、毛を取り除く専用のグッズも売られているので、抜け毛が気になる方は使ってみてください。

【おみやげ】

おみやげを防止するには、猫を完全に室内飼いにすればOKです。もちろん「外で元気よく遊ばせてあげたい」という気持ちもあると思いますが、室内でしっかりと遊んであげることで十分代わりになりえます。また、外遊びは病気をもらうリスクや、猫同士のけんかでケガをするリスクもあります。

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事前に確認しておきたい!猫を飼うのにかかる費用

猫を飼う上でもう1つ不安なのが、お金のことではないでしょうか。ここでは、猫を飼うにあたって必要な費用を項目ごとにまとめました。ざっくりとした費用感を確認しましょう。

項目ごとの費用一覧

  • エサ、生活用品:15,000円~(品目、ブランドによってピンキリ)
  • 予防接種:3,000円~5,000円(接種数によって金額が変動)
  • 健康診断:5,000円~20,000円(地域によって異なる)
  • 去勢・避妊手術:10,000円~15,000円(避妊手術の方がかかる傾向)
  • 合計:33,000円~(※猫を購入する費用は除外)

おおむね30,000円程度を見ておけば、安心して猫を飼い始めることができるでしょう。予防接種や健康診断など、医療費に関わる部分が多くの割合を占めています。少し高く感じるかもしれませんが、あとあとのことを考えて最初にしっかりと対応しておくことをおすすめします。

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飼育の問題点を事前に知っておくことで安心して猫が飼える

ここまで、猫を飼うにあたって、爪とぎ、マーキング、鳴き声、抜け毛、おみやげ、といった問題が起こりうることをお伝えしました。 問題点について事前に理解しておくことで、予防や解決につなげることができます。まずは、自分の中でどの問題を優先して対応するか決めておきましょう。

◎参考記事:

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